ユーロ
欧州の覇権を取り、虎視眈眈と将来の基軸を見据えます。07年1月にスロベニアが加わり、通貨ユーロへの加盟国は全部で13カ国になりました。
取引量や信用度などにおいて順調に成長しており「第2の基軸通貨」の位置を確保しています。
13カ国総合の経済力は日本を超えており、アメリカに迫る勢いで成長しています。
世界各国においても外貨準備として採用されており、米ドルの受け皿として唯一のキャパシティを有する通貨といえます。
ユーロ建て起債発行額においても米ドル建ての発行額を上回っており、将来の基軸通貨も視野に入ります。
ただし、複数の国家を有する通貨であるがゆえに、各国の情報収集が困難なのも事実。
株式市場における取引所も分断しているため、通貨価値を推し量るには労力を要する。参加国中、フランス、イタリア、スペイン、ドイツの4カ国で約80%のGDPを保有しているので、この4カ国を中心にチェックしておけばいいでしょう。
また、ECBの金融政策は世界でも重要視されいます。
今後、中・東欧諸国でもユーロを通貨として導入する国が増えていくと予想できますが一方ではECBでは、新たなユーロ参加国に財政赤字をGDPの3%以内に抑えることと安定成長協定を課していて、この基準を満たすことが条件としています。
しかし、フランス、ドイツ、イタリア3カ国を筆頭として3%ルールを超える状態が続いています。
そのほかにもインフレ率、長期金利などについての基準をクリアしなければなりません。
クリアした段階で、ヨーロッパ為替相場メカニズム(ERM-Ⅱ)が導入されます。
これによって、各国の独自通貨は対ユーロ相場において、一定の幅以内での為替変動に抑えられます。
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